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学生時代から死ぬまで一緒!?|僕たちの人生の傍らには、いつもレッドウィング

2016.05.16:体験レポート
学生時代から死ぬまで一緒!?|僕たちの人生の傍らには、いつもレッドウィング

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

今日は The FLAGのコメンテーター仲間であり、エクスマの大先輩であるVMDコンサルタントのマットさん同じ日に同じテーマでブログを書こうというコラボ企画でお送りいたします!

テーマは『レッドウイング』について。読み比べると面白いと思いますよ!

マットさんのブログ→『メンドクサイ!』が愛着に?| 僕たちの人生の傍らには、いつもレッドウィング

 

レッドウィングの代名詞、アイリッシュセッターに夢中の学生時代

今から20年ほど前、ボクが学生時代の頃は、足元はレッドウィングの代名詞とも言うべきアイリッシュセッターというモデルが大旋風を巻き起こしていました。

とくに「8173」と呼ばれるスエード素材のものか「8179」と言う黒のスムースレザーのタイプ。この2つがステータス。通称Uチップと呼ばれるモカシントゥを採用しており、他にプレーントゥを採用した「8167」「8165」と人気を四分していました。

火付け役は、先日のブログでもご紹介した藤原ヒロシさん。ちょっと重くなりがちだったワークブーツのソールをクレープソールに変えることで、ストリートキッズの間で人気が爆発。当時ほんっとに手に入りませんでした。

なければなんとしても手に入れたくなるのが、買い物中毒。取り扱いのあった原宿のカウンターアクションに毎日通いそれでも手に入らず、全国のショップに電話したり、新宿にあった丸井フィールドに入荷するという情報を聞きつけては一晩中並んだ結果手に入らずだったり……。何ヶ月も探し求めていました。

そんなとき学校帰りに池袋にある丸井にフラっと入ると、しれ〜っと 8173 ( =スウェード ) が置いてあるんですよ!その隣には8179( =黒 ) !!

ただ手持ちの現金はなく、クレジットカードも当時はもっていませんでした。そこでボクは一緒にセッター探しをしていた友だちに電話。池袋まで来てもらい、試着や悩んでるフリをしてもらっている間にボクが家までお金を取りに帰るという作戦を立てました。

よくよく考えてみると、取り置きしてもらえば良いんですけどね (苦笑)。興奮のあまり思いつかなかった模様です。そしてなぜATMでお金をおろさなかったのも謎。片道50分かけて家までお金を取りに戻った記憶があります。

その間友だちは他の人が買わないように、ずっーーーーと悩んでる「ふり」。いや〜本当に頭が下がります(笑)。

走るボク。信じてひらすら待つ友だち。まるで「走れメロス」のような過酷な2時間の末、見事 8173 ( =スウェード )を手にした喜びたるや。ボクがもってきたお金を一旦立て替えることで、友だちも見事 8179 の奪取に成功。遂にお目当てのアイリュシュセッターを手に入れることができました ( ほどなくして西新宿にあった東京靴流通センターで、まさかの8179( =黒 )を発見してゲットします。しかも8875の赤茶とセットで w )。

 

ヒモは焦げ茶が定番。でもボクは白がこだわり。

8173 ( =スウェード )と8179 ( =黒 )、そして8875 ( =赤茶 )。この三足揃えば、まぁ足元には困りません。デニムはもちろん、チノパンもいけます。一番好きなカラーは、やはり8173 ( =スウェード )で、このモデルは焦げ茶のヒモにして履くのが定番とされていました。でもボクは白のヒモにするのがこだわり。理由なき反抗ってやつだと思います。

さすがに当時のものではありませんが、初対面から20年以上経った今でも8173 ( =スウェード )と8179 ( =黒 )は履き続けています。

 

8173

こちらは毛並みが荒すぎてちょっと失敗したなという8173。買うとき毛並みまでチェックした方が良いです。かなり個体差あります

8179

こちらが8179。アッパーはまだまだ元気ですが、ソールがもうダメですね。。。交換しないとな。     

 

レッドウィングの最高峰モデル、ベックマンに夢中のおっさん時代

30歳を超えたあたりからは、アイリュシュセッターというモデルからベックマンというモデルに興味が移ります。レッドウィングの創業者であるチャールズ・ベックマンの名前をモデル名にしたこのモデルは、全体の5%しかとれないという上質な革を丁寧に鞣したフェザーストーンレザーという素材を使用した最上位モデル。

 

Masanoriさん(@vmdlighthouse)が投稿した写真

マットさんも以前、インスタに投稿していましたね

一番のお気に入りはブラックチェリーと呼ばれる9011。深めのバーガンディ、そんな絶妙の配色です。これは今でも本当に良く履いています ( =以前購入したオールデンも全足バーガンディ。来期のVISVIMの展示会でもバーガンディのブーツをオーダー。バーガンディのブーツが大好物なのです )。

ベックマンは若い人より、円熟味を増したおっさんになってからの方が絶対似合うと思います。ただ9011の難点は色がすぐに落ちること。定期的に補色は欠かせません。

9011

こちらが9011。ブラックチェリーという名の深〜いバーガンディ。補色しまくってるので、オリジナルと少し色が違うかも。あしからず

9013

こちらはチェスナッツと呼ばれる9013。ニューヨークにいく友だちにおみやげでお願いしました。ちょっと難易度高いカラーで、たま〜に履きます

 

番外編 コストパフォーマンス抜群のエンジニアも魅力

もう一足は、こちら。

8268

8268という型番で、スウェードより目の粗いラフアウトという裏革を使ったエンジニアブール。エンジニアといえばウエスコのボスが最高峰ですが、好みにオーダーしたら13万くらいかかります。んで、半年近く待つ。

でもレッドウィングのエンジニアであれば半額以下で即買えます。黒のエンジニアはウエスコで調達済みでしたので、スウェードの方はレッドウィングにしてみようということで去年くらいに買った比較的ニューフェイス。


こう振り返ってみるとレッドウィングの靴ってコストパフォーマンスがどれも抜群なんですよね。4万とか5万って値段だけ聞くと高いと思うかもしれないけど、エンジニアやワークブーツの最高峰と呼ばれるモデルは10万はくだらない。でもレッドウィングってその半額で遜色ない安心感をボクらに与えてくれる。

「レッドウィングにしておけば、まぁ外さない」そんな定番と呼ぶに相応しい条件を完璧に満たしているような気がします。その証拠に20年前に買ったモデルと同じものを今でも履いている。

学生時代の憧れから、いつしか定番へ。この立ち位置の変化は、ボクが大人になって成長した部分なのかもしれませんが、それでも「いつの時代にも変わらぬ安心感」をボクに提供してくれている。この先の20年も履き続けるんだろうなぁ〜というのが容易に想像できる。

この普遍性こそがレッドウィング最大の魅力なんだと思います。

あ、でもマットさんの処女モデルの「877」は、この先一生履かないかな(笑)。さすがに11ホールはメンドクサいっしょ(笑)!

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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