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老舗の風格と懐深さを感じさせてくれる【 Brooks Brothers Japan Official Website 】購入レポート<第2回/全3回>

老舗の風格と懐深さを感じさせてくれる【 Brooks Brothers Japan Official Website 】購入レポート<第2回/全3回>
この記事は、2014年2月に書かれたものです


< 前回のレポートはこちら

値段も見た目も文句なし! でもサイズ選びで四苦八苦

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こちらがその気になったアイテム。何といってもラペル部分がネイビーで、カラー部分が赤に切り替わっているのがポイント。裏地も爽やかなストライプ。ブルックス・ブラザーズにしては攻めたアイテムだなぁと思っているとソーシャル・プライマーとのコラボレートだとか。なるほど納得。過去この両者は何回もコラボしているので、相性の良さは折り紙付き。このブレザーにソーシャル・プライマーの星条旗柄ボウタイを合わせたら絶対オシャレ。ボタンに入ったゴールデン・フリース( =ブランドロゴ。リボンに吊るされた子羊がモチーフ )も良い感じ。

ちなみに商品説明にあるフィッツジェラルドとは、ブルックス・ブラザーズのスーツの形の1つで、スリムフィットで高めのアームホールと短めの着丈が特徴。ジョン・F・ケネディのミドルネームと同じで、彼が着ていたスーツから着想を得たモデルだとか。美しい後ろ姿で洗練された印象を与えてくれるというのが個人的な印象。しかもこのブレザー、オンライン限定再値下げで50%off!3万以下は安い!買いです。

( 基本このブログでは、初回購入の方の目線を大事にしたいと思っていますので、すでに同ブランドの商品を持っていてもそのサイズは見ません。サイト内にある情報を頼りに選んでいきたいと思います)

Itemsize

Bodysize

<サイズチャート>
色選びは1色なので問題なし。問題はサイズ選び。数字が体型 ( =横幅と思っていただければ ) 、SHTとREGは身長を表し、SHTが身長165~173cmくらい、REGで身長174~183cmくらいとなります。

著者の身長は170cm、体重が65kg。ですのでSHTは迷わず決定。問題は横幅。商品ページに記載された商品寸法とサイズチャートを頼りに自分の寸法を計っていきます………う~ん難しい。37か38あたりだと思うけど不安。せめてモデルさんの身長と着用サイズを書いてほしいというのは痛切に思います。ただ返品・交換可能と書いてあったので『大は小を兼ねる』という先人の教えを旨に、購入サイズは38SHTに決定!プルダウンでサイズを選択しカートイン!

商品ページは、初めての人には少しハードルが高い!?

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<商品詳細ページ>
商品ページを実際に使ってみた感想としては、まず写真が少ないという印象を受けました。全部で4枚。拡大表示はできますが、この価格帯なので『もっと見たい』『これだけじゃ不安』というような人がいてもおかしくないと思います。その人たちが『全員実店舗で試着して買おう』となれば良いのですが、一部は競合に流れてしまうことも考えられるので購入障壁の1つとなりえる画像の数はもう少しあるのが理想です。

あとは先ほど書いた通り、モデルさんの身長と着用サイズがあれば嬉しいですね。自分のサイズを知っているリピーターの方であれば問題ないと思いますが、新規の方には少しハードルがありそうな気がします。それと、これはしょうがないのですがリコメンドの精度が……なので、閲覧履歴があると良いかなと思います。閲覧履歴ほどパーソナライズされたコンテンツはないので、簡易版のお気に入り機能として非常に役立つと思います。

接客への高い意識が伺えるカートページ

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<カート>
カートインすると商品の確認画面に遷移します。サイドナビが消えて、そこに『お問い合わせセンター』の案内が非常に目立つように表示されます。メールでの問い合わせもできますが、電話での問い合わせを推奨しているようで電話番号が非常に目立ちます。これは他の問い合わせ画面でも共通しています。電話での問い合わせをなるべく避けて、メールでの問い合わせを促すウェブストアが多いですが、お客様はすぐに聞きたいと思っています。ブルックス・ブラザーズの真摯にお客様に向き合おうとする高い接客への意識には、非常に好感を覚えました。

会員登録ページでは、名前や住所などの会員情報、お支払い方法、メールマガジンへの申し込み、パスワード、セキリティアンサー、配送指定、プラバシ-ポリシーの確認を一気に1ページで終えます。よく会員情報、お支払い方法、お届け先選択や日付指定など、購入時に何ページも遷移することを求められるウェブストアがありますが、ここは少なければ少ないほど良いので非常に考えられているなと感じました。

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ただページ全体の長さが少し気になります。もう1つは、郵便番号や姓と名は仕方ないとしても、メールアドレスの入力フォームが@の前後でフォームが分かれており、入力時に煩わしさを覚えました。親切に@を事前に入れていただいているのですが、そこは一気に自分で入力した方が楽なんじゃないでしょうか。

それとお支払い方法でクレジットカードを選択すると『クレジットカード情報を記録する場合はチェックしてください』というチェックボックスが出現します。この文章の末尾に『次回の入力が不要になります』など、メリット訴求を追記して『記録』というような仰々しい言葉で少し抵抗を感じてしまうお客様の障壁を下げてあげると良いと思います。

全ての必須項目に入力を終えて次へ進むと、使用するポイント数の入力欄があります。今回、使用できるポイントはないのでデフォルトのまま0。そして入力した情報に謝りがないかを確認をして、最後に『注文する』ボタンをクリック。遂に注文が確定しました。

次回はいよいよ商品が到着します!
購入レポート【 Brooks Brothers Japan Official Website 】第3回に続く……

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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