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机1つの極小スペースから展示会をハックせよ!

2020.01.29:ノウハウ
机1つの極小スペースから展示会をハックせよ!

どうも!野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

実は昨日からビッグサイトで開催されているイーコマースフェア東京2020に出展者として参加しておりました!

このような展示会に出展するのは初めて。右も左も分からない新参者かつ、出展者の中でも1、2を争う低予算の中でも「どう爪痕を残せるか?」を色々考えて準備してきました。そこで今日のブログでは、机1つの極小スペースながら少しでも爪痕を残すべく、空気の読めない新参者たちがおこなった展示会ハック術をご紹介していきます!

 

机1つとおっさん3人という最弱の布陣

今回は「イノベーション&スタートアップエリア」というプランでの出展。「IN-02」という場所に用意された高さ3.2m、幅95cmの机がボクたちの本拠地。ここにはデモ用のパソコン1台とワズアップ!のパネルが1枚あるのみ。あとはワズアップ!の営業・開発を担当するボク・瀬戸・西本という、おっさん3人が説明とビラ撒きを担当するという布陣だ。

ワズアップ!は広告をバンバン出して認知を広げるよりも、その分手軽に利用できる価格でより多くの事業者の方に使ってもらうことで認知を広げたいと考えています。また資金調達しているわけでもなく、そこまで派手にプロモーション費用を突っ込むことができないという台所事情もあります。

かたや周りを見渡せば豪華絢爛なブースが乱立。当然、まともに張り合っていてはワズアップ!を知ってもらうことはおろか、参加していたことすら認知されずに終わってしまう。そこで少しでも爪痕を残すべく3つの作戦を考えました。

 

1. 衣裳で差別化せよ!

アパレル出身のボク、この手の展示会でいつも感じていたことが1つあります。それは「お揃いの衣裳はいいけど、どこも同じだなぁ」ということ。大抵はTシャツ、パーカ、コーチジャケット、この3つをボディに会社やサービスのロゴをプリントする、というもの。でもこれって来場者の視点でいうと、ロゴの違いなんて区別つかないので、ほとんど認識していないと思うんです。

そこでボクはこの3つ以外のアイテムでいこうと決めました。最初に頭に浮かんだのはスタジャン。ワッペンと缶バッジを作ってカスタムしようかなと。でもよくよく考えてみると衣裳というより普通に私服っぽいし、なにより暑そう!ということで却下。次に頭に浮かんだのは、映画ウォーリアーズに出てくるベースボールフューリーズ。そしてマルジェラよろしく白衣でした。

路線としてはこれくらい違和感を出したい。でもピエロメイクしてバット持ったベースボールシャツのやつがいたら普通に変態だし、白衣もマルジェラを知らない人が多いと予想される会場では一歩間違えればカルト集団っぽくひかれそう。そんな時に「ショップコート」という返信をKOMEHYOの藤原さんにいただき、絶妙な衣裳感のラインだったので速攻でパクらせていただくことに。

ボクがイメージしたのはこちら。

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HUMAN MADEのショップコートで、このようにストライプでいくかデニムでいくかの二択にしました。しかし有りボディでこんなショップコートはまず売ってない。そこでデニムに特化したアパレルメーカーQuando.を経営するアッキーに相談。

なんと、ほぼズバの生地を見つけてくれただけでなく作ってくれるとのことでお言葉に甘えて発注!久々に絵型書いたらびっくりするくらい下手になってましたが、胸にワズアップ!のロゴと背中にラングラーに使われているようなロープフォントでラインのセグメント配信ツールということを刺繍で入れるようにお願いしました。

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そして出来上がりがこちら。身長が185cmある瀬戸にはヒッタリのサイズで、ボクたちは流行りのオーバーサイズ。

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どうです?こうやって揃うと意外と絵になったのではないでしょうか?

 

2. ネオン管を活かせ!

そしてボクたちには1つ秘密兵器がありました。それがこのネオンサイン。

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作ってはや2年。事務所でのタコ焼きパーティとゾエ祭のみでしか公の目に触れていなかったコイツがいよいよ出番です。

決まりきったネームプレートではなく、ブースの看板をコイツに変えれば目立つことうけあい!ってことで机に設置。これで視認性が一気にアップ!入り口付近からもなんとなく光ってるくらいの存在感は出せるようになりました。

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3. 皆さまの影響力をお借りする (笑)

そして最後が最大にして最強の施策。それは「皆さまの影響力を拝借する」というもの (笑)。ワズアップ!は広告をバンバンできないのですが、感度の高いマーケターの方々に見つけていただきご紹介していただくことで利用していただくアカウントを伸ばしてきました。そしてその多くの方々は、出展者・講演者・来場者として会場へ訪れます。であれば皆さんと何か楽しめないかな?と思いました。

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そこで頭に浮かんだのがこの光景。渋谷の名店「やしま」の入り口にある有名アーティストたちのサインなのですが、これをブースでも再現して、みんなでワイワイ記念撮影をしつつ、それをご来店ボードに貼らせていただくという、よく言えば文化祭ノリ、悪く言えば姑息な手法 (笑)。

そして以下のような投稿をツイッターとフェイスブックに投稿します。

本当にありがたいことに色々な方にお返事をいただくことができ、総勢で26人の方とご一緒することができました。ありがとうございます!

初日にチェキの充電を忘れていなければ、もっと多くの方と撮影できたのに。。。そこだけが悔やまれます。

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と、こんな感じでボクたちの初展示会が幕を閉じました。

 

初出店の感想、充電は大事

今回初の展示会チャレンジでしたが、痛感したことが充電は死ぬほど大事!ってこと。

まず初日。秘密兵器のチェキの充電切れで午前中に来場いただいた10人近い方の撮影を逃すというハプニング!

さらにはレンタルしたwi-fiもスタート時はない、というすったもんだを経て、万全を喫して望んだ2日目。

なんと今度は充電ばっちりのwi-fiをそのまま家に置いてくるというミラクル!

結果、レンタルしたものの1度も接続することなく出番を終えたレンタルwi-fi。次回は君のスペックをフルに活用できるよう成長します。ありがとうレンタルwi-fi。そしてさようなら。


こんな感じで幕を閉じた初の展示会出店。文化祭のような雰囲気でみんなにも会えたし、非常に楽しかったです!またどっかの機会でお邪魔する機会があるかもしれませんが、その際はもう少し成長した姿をお見せできると嬉しいなぁと思います。

ご協力いただいた皆様、ご来場いただきご説明聞いていただいた皆様、本当にありがとうございました!

この展示会通して「もう従量課金なので、LINEの友だち数が1万人超えたらワズアップ!」というメッセージが少しでも広まれば嬉しいです!

 

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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