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マンハッタン|買い物中毒のファッション通販アドバイザーの買い付け日記 Day.2

マンハッタン|買い物中毒のファッション通販アドバイザーの買い付け日記 Day.2

こんにちは。買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。今日は買い付け初日の続きからお届けします。

バスの発車時刻を見て予定変更。急遽目的のショップ巡りへ

モール巡りに早々に見切りをつけ、マンハッタンへ戻ってきました。ここから有名なアウトレットモール、ウッドベリー・コモンを目指します。現在の時刻は13時30分。次のバスの発車時刻は14時45分。一時間以上空いてしまいます。

このロスは痛すぎる。近辺を散策して時間をつぶすことも頭をよぎったけど、さすがにそれはもったいない。であるならば、ここポート・オーソリティ・バスターミナルは8th Ave と 42stの場所にあるので、マンハッタン攻めをするには格好の場所。急遽予定を行ってみたかった目的のショップ巡りに変更し、アウトレットには翌日行くことにします。

目的のショップはアウトレットにない店がほとんどですので「アウトレットを見てから」と買い控えすることもありません。ならば予めつぶしておこうと考えました。

まずはマディソン・アベニューにあるブルックス・ブラザーズへ。ここの目的はブルックス・ブラザーズではなく、トム・ブラウンが手掛けるブラック・フリース。

Brooks
入口の重厚さは万国共通の模様。

Broolks3
5階建ての広大な店内。ブラック・フリースは、オーダーメイドと同じ5階にあります。

Broolks1
こちらがブラック・フリースの売り場。実はこの秋冬でブラック・フリースは終了が発表されており、全品60%OFFとなっています。

 

ある程度の人生経験を積んで始めて履くことが許される敷居高き一足

続いて向かったのは、数ブロック先にあるオールデン。実は初日のブログでお伝えした欲しい靴というのはこのオールデンの靴。

コードバンと呼ばれる馬の尻の革を使用したシューズが代名詞で、コードバンは「革の王様」や「革のダイヤモンド」と評されるほど貴重。繊細で傷がつきやすく雨にも弱い。でもいわゆる「アジ」と呼ばれる経年変化の仕方がハンパじゃありません。

【参考】
「オールデン 経年変化

ずっと欲しかったのですが、これまで手に入れられなかった理由が2つあります。

まず一つ目は、単純に売っていないこと。日本ではビームスやユナイテッドアローズ、青山のラコタハウスなどで取り扱っているのですが、なかなか思ったものが入荷しません。予定を聞いても未定、そんな状況です。

二つ目は「40歳くらいにならないと似合わない」と僕が勝手に思っていたこと。この手の革靴って長年履いて育てていくものだと思うんです。消耗品ではなく履けば履くほど価値が上がっていくもの。

だからこそ若造が履いても分相応じゃないだろうし、共に年輪を重ねていくパートナーと考えた場合、それに相応しい存在でない限り手にしてはいけない代物だと思うんです。

成金ファッションじゃないけど、履かれているのは一番ダサい。やはり履きこなしたい。僕が欲しいのはモノではなく体験です。

そう考えた場合、オールデンのコードバンを履くには男としてある程度の年輪を重ね、酸いも甘いも知った年齢になってはじめて足を通すことが許される、自分の中ではそんな敷居を持つ一足なんです。その節目となる目安が40歳というのが年齢だったわけです ( 待ち遠しくて、実際2年フライングしてますが w ) 。

「回りくどい。そんなのどーでもいい!」ですよね (笑)。でも「こだわり」って他の人にとってはどーでもいいことでも、譲れない一線が自分の中にあるか? ないか? だと思います。

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ブルックス・ブラザーズからマディソン・アベニューを数ブロック下るとあります。

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日本では見かけることのできないであろうフルラインナップ展開。お目当てのモデルも発見!

Alden
店のオジさんが足を測って足にあったサイズを持ってきてくれます、早速試着。うん良い感じ!

購入決定!

この間、わずか10分足らず。我ながら良い買いっぷり(笑)。(商品の紹介は後ほど。。。)

 

その後は、日本でも話題のショップを急ぎ足でチェック!

今回の買い物ツアーで初の戦利品をゲットした後は、ドーバーストリートマーケットへ。僕の好きなブランドの80%以上はセレクトしているんじゃないかというコムデギャルソンが手掛けるセレクトショップ。

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元々美術大学だった場所をリノベーションしたという7階建ての店内。

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6階にトム・ブラウン。こちらはセール除外品のラック。値段は日本とほぼ変わらないですね。相変わらずカッコ良いけど、無駄に高すぎ。

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同じ6階にはアンダーカバーも。ネオンのセンスが良すぎっしょ!

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7階にシュプリーム。後で分かったのですが、本店よりこちらの方が品数豊富だったと思います。

 

ドーバーの後はストリートキッズの聖地、シュプリームへ!

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うぉ!超並んでる。もう夕方の6時くらいなんですけど。。。。

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店内はすごい人だかり。おまけにシュプリームの商品はほとんどない。あっても値段が高い!17年ほど前、始めてきたとき体験した普通のスケートショップという佇まいは一切なくなり観光地と化していました。とても、とても、とても残念。

 

次に向かったのは、トム・ブラウン本店。

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安定のブラインドがお出迎え。手前がメンズで奥がレディース。

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定番商品がズラッと並びます。店内に入って左が通常価格、右側がセール品でした。たしか40%OFFだったかと。

 

最後はトム・ブラウンが手掛けるブルックス・ブラザーズの別ライン、ブラック・フリースのお店へ。 

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御殿場のアウトレットに近い雰囲気の店内。

Blackfleece2
今シーズンで終了だからか全品60%OFF。さすがにこの時期、もう良い商品はほとんどなかったです。

というようなショップを渡り歩きました。途中にある他のショップは全スルーの指名店巡り。その割に収穫が少なかった。その理由が次の日のウッドベリー・コモンで明らかになるのですが、それはまた次回のブログでご紹介します。


今回気になったアイテムは、、、

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WTAPSとVANSのERA。$70がセールで半額くらいになっていたと記憶しています。

Mm
タイムズスクエアにあるM&M’sストアにあったチョコレート。I♥NYのロゴが入ってます。カワイイ!

Mmball
同じくM&M’sストアにあったゴルフボール。ゴルフしてたら絶対全色揃えて買ってました。

続いては購入したものをご紹介。

Alden975

 

ALDEN 975

今回の旅の大本命とも言うべき一足。定番としてロング・ウィングチップは絶対に持っておきたかったので即購入。ホーウィン社のコードバンが織りなす経年変化を楽しむには、バーガンディがうってつけ。ソールは当然ダブルレザーをチョイス。

Alden1339
ALDEN 1339

オールデンの顔とも言うべきモデル。これも押さえておかねばなりません。バリーラストを採用したボリュームのある顔つきが特徴。履きこむうちにこの顔に履きシワが入っていくと思うのですが、時間が経つと顔にシワが入るってまさに人間と同じじゃん!と妄想してニヤけてます。キモいって言わないで。

2つ合わせて$1,401。税金入れて18万くらいかな? それでも日本より10万くらいお得かと。なにより在庫があって買えるということに訪れた価値がありました。

購入リスト

ALDEN 975   $702
ALDEN 1339 $699

合計 $1,401

Baggage
DAY.2 / スーツケースの空きスペース80%

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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