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ラフ・トレード|買い物中毒のファッション通販アドバイザーの買い付け日記 Day.4.5

ラフ・トレード|買い物中毒のファッション通販アドバイザーの買い付け日記 Day.4.5

こんにちは。買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。

4日目となる本日は、マンハッタンを飛び出しお隣のブルックリンを攻略したいと思います。

最悪なコンディションの中で辿り着いた聖地

まず向かったのはウィリアムズバーグ。ここは近年ニューヨークで最もオシャレとも呼ばれている地域らしく、カフェや古着屋が多く点在しているスポットです。

目指すお店はOKONOMIと呼ばれる日本料理の店。朝9時から営業している日本料理の店で、まずは腹ごしらえ。着いたのは10時30分。お店に入るとなんと30分待ちで、空いたら電話するので待っててくれ、とのこと。

さすがに30分は待てないので退散し、しかたなく目抜き通りのベッドフォード・アベニューを目指す。天候は小雨。空腹と小雨ということもあってか、どうも買い物に集中できない。むしろ旨そう、いや食べられそうなメシ屋の方を探してしまっている。

確かにオシャレな建物も多く、マンハッタンとは違ってそこまで人も多くない。でも正直、欲しいものは見当たりそうもない。一通り回って早めに退散しようと思い、最後に少し外れた場所にあるラフ・トレードへと向かう。

このラフ・トレードとは1976年にロンドンでオープンしたレコードショップ。2年後にはインディレーベルを起ち上げ、 ザ・スミスを筆頭にユニークなアーティストを次々と輩出。日本のプラスティックスも在籍し、’80年代のアンダーグラウンド・シーンを支えてきた伝説のレコードショップ/レーベルです。

かつては西新宿( =その後、原宿に移転 )にも支店があり、このラフ・トレードで買い物をして、ロゴの入ったショッパーを持つのがステイタスだった時代もありました。

さらにこのショッパーの裏側には「SLAM CITY SKATES」という、これまた伝説のスケートショップのロゴも入っており、僕らストリート上がりの人間にとっては聖地とも呼べる存在なのです。

※ 2つのショップは経営が同じで、地下1階がラフ・トレード。1階がスラム・シティ・スケート。サイラスの前身ブランドとなるホームズがスタートしたショップでもあります。当時ホームズは、メイド・イン・ワールドで扱っており、デニムとかシャツとか買ってたなぁ〜。懐かしい!そしてカッコ良かった!

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そんなラフ・トレードがニューヨークにできたのは、2013年11月25日。比較的最近ですね。元々映画の小道具の倉庫だった場所を改装したそうです。こちらが入り口。おぉ、EASTじゃなくNYCになってる!

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中は2階建て。メインフロアでは当然レコードが販売。もうね、衝撃的でした! 僕の中でここの内装は、今まで見てきたどんなショップや事務所の中でも及ばない。ダントツ、ぶっちぎりのNO.1。

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右端にあるのがプリクラ。ラフトレードのロゴが入ったプリクラが撮れます。$5のトークンをレジで買って撮影できます。このシステムはロンドンと同じ。奥の2階のコンテナはVIPルームかな?

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プリクラこんな感じです。やっぱり背景は黒なんです。

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インストア・ライブも開催できるようにライブハウスも併設。店に入ってすぐ左手には、今月のライブ・スケジュールが紹介されています。

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店の奥にあるライブハウスへと繋がるコンテナ。見てくださいこの雰囲気。めちゃくちゃカッコ良くないっすか?

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こちらがライブハウスを2階席から撮った画像。ここでライブをすれば、ラフ・トレードのお墨付きというブランドを背負えるってわけです。まだ2年くらいしか経ってないはずなのに、雰囲気ありすぎでしょ。

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2階席には、なぜか卓球台が2台。ものすごい違和感でしたが、なんでもありな雰囲気がまた好き。

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ライブハウスの入場口の横には、カフェスペース。コーヒー1杯$2から。フリーのWi-fiも完備しています。

店内の写真、まだまだあるのでアップしていきます。

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 ラフ・トレードのロゴが入ったオリジナルグッズも多数ラインナップ。

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こちらはTシャツ、パーカ。スリップマット、MIX CD。

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マグカップもあります。Tシャツはレディースサイズまで揃っています。

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ピックは50セント。ギターひいてたら絶対買ってました。

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ロゴ入りのトートバッグ。ちょうどレコードがすっぽり入る大きさになっています。

 

ストリートカルチャーの洗礼を浴びて育った人間だからこその感動

腹ペコだったハズなのですが、そんなことも忘れて大はしゃぎ。時間も急ぐ旅なのですが、思わずカフェで小休止。不思議となんか落ち着くんですよ。

多分、ガッチガチに作り込んだカッコ良さじゃないからだと思います。カフェ、ライブハウス、そして卓球(笑)。とにかく好きなものを詰め込みました!という、無邪気な感じがビンビンに伝わってとても心地いい。

ここはストリートキッズのライフスタイルがそのまま形になった空間。だからこそストリートという特殊な波長で繋がる一部の人間とは関係性が築けている。ラフ・トレードがただのレコード屋ではない所以は、このストリートキッズとの関係性にあるんじゃないでしょうか。

逆にストリートカルチャーの洗礼を受けていない人には、ただのイカついレコード屋なんでしょう。

ストリートカルチャーにどっぷり浸かって育った僕にとっての聖地 ( の支店w ) 訪問は「モノを売るな、体験を売れ!」という、僕の人生を変えた格言を体験できた、この旅一番の刺激になりました。

次回はビーチリゾート「コニーアイランド」から、4日目の午後の模様をお届け。あらかじめ言っておきます。ここもストリートキッズは必見です!!まじヤバいですよ、ココも。


ということで購入したアイテムのご紹介。

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お土産の定番、ロゴTシャツは$20。ロゴがニューヨークになっているのが特徴。

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同じロゴのジップパーカは$35。ペッラペラの有りボディにプリントしただけの簡素な作り。でもレコード屋なので、それで正解。逆にきっちりボディから作っていたら商売気が見えて絶対に嫌だもん。

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ピンバッジは一つ$1。早速ライダースにつけてみました。うんイイ感じ!

今回のツアーでの購入リスト 
ALDEN 975  $702
ALDEN1339  $699
converse キーホルダー $24
converse チャックテーラー $95
BROOKS BROTHERS RED FLEECE ニット $100
John Masters Organics リップスティック   非公表
ROUGH TRADE のTシャツ   $20
ROUGH TRADE の パーカ $35
ROUGH TRADE のピンバッチ $4

合計 $1,679

2015年は、色々なきっかけを掴むことができた年だったように思います。来年は、それを成果として結びつける年。そのためにも発信を続けていきたいと思いますので、お付き合いいただけますと嬉しく思います。

僕は年越し飛行機の中ですので、ご挨拶遅れてしまうと思いますので今のうちにご挨拶を。

今年も本当にお世話になりました。ありがとうございます!来年もどうかよろしくお願いいたします。
良いお年を!

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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