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SNS活用の秘訣は影響力のお裾分け!?

2016.01.29:ノウハウ
SNS活用の秘訣は影響力のお裾分け!?

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

先日、ラクーンさん主催のアパレル限定セミナー【モノを売るな!体験を売れ!映画館セミナー】に参加させていただいきました。講師はエクスマ創始者である藤村先生と、短パン社長こと奥ノ谷佳佑氏。

塾の4回と今回で計5回。まだエクスマセミナー参加者の中ではペーペーみたいなもんですが、よく皆さんがおっしゃる毎回気づきが違うという点が理解できたような気がします。

エクスマってよくあるTIPSを教えるセミナーとは違い、心構え・考え方といった部分が多い。そして実践。つまり考え方のベースは提供するけれど、そこから先は個人次第。だから「教わるというより、気づかされる」といった方がしっくりくる。現時点での僕にはそう写る。

そんな僕が今回感じ取ったものは「SNS活用の秘訣」だ。これはまだ実践してないから確証はない。けれど確かな手応えは感じている。なぜなら自分が体験させてもらって実感していることだから。

 

影響力のお裾分け。まさかのステージ登壇で状況が一変

藤村先生、奥ちゃん。それぞれの講演が終わった後に、お二人のトークが始まりました。スクリーンには「2016年の注目は短パン社長」という日系トレンディネットの記事が映し出されて二人のトークが進行していく。

そして次の画面に移ったときに、なんと僕が前に書いた記事が映し出されたのです。さらにはステージにも上げていただいて。予期せぬ出来事に完全に「ビンゴで当たって前に出てきた人」状態で、ほぼ頷くだけでした。すいません。

sns
よっしー画像ありがとう!

でもそこから状況が一変する。こんな僕にわざわざ名刺交換に来てくれる方がいたり、SNSで申請いただいたり。例えるならばSNSでリツィートやシェアしていただいた状態がリアルに起きたイメージ。

SNS上でも影響力を持つ人の「いいね!」や「リツィート」や「コメント」って、ものすごい励みになりますよね。友だちのコメントと共に発信する上での大きなモチベーションになる。大袈裟かもしれないけど「いいね!」一つで救われることだってあると思う。

そうやって少しづつではあるけれど、その方が持っている影響力がお裾分けされていく。そして徐々にその人の影響力も高まっていくことで、影響を与えた人の影響力も自然に高まっていく。こういう正のスパイラルが起こるのではないでしょうか?

ライバルと競い合って影響力を高める。そういう自分本位で内向きな考え方では「自分が自分が」という姿勢になり、当然そういう部分はSNSで見透かされる。

でも今回のような出来事やSNSでの普段のコミニケーションから相手本位のスタンスならば、影響力も伝播するし何より関係性が深まる。

 

ブランドのSNS活用の秘訣! かもしれないです

これってブランドのSNS活用にも全く同じことが言えると思いました。

単純なフォロワー数という指標でいうと、スタッフ個人よりブランドの方が多いケースがほとんど。でもそのブランドのアカウントで何をしてるかというと、ほとんどの場合「ライバルと競い合って自分の影響力を高める」ことを目的としている。

スタッフスタイリングで顔を出してショップスタッフが方が登場しても、その個人に影響力が伝播することは少なく、大抵はブランドのアカウントで発信してそのアカウントへの「いいね!」を求めてしまっている。

生き方として考えると、それって超ダサくないっスか?

だからこう思ったんです。どうせブランドという存在は顔が見えない存在です。趣味で共感することもできないし、話をすることすらできない。でもフォロワー数というリーチの面では分母は持っているので、スタッフの方の投稿をどんどんシェアして、そのフォロワーの方にスタッフの方を紹介してあげるべき。

そのスタッフの方のモチベーションは上がるし忠誠心だって上がるでしょ。そして影響力も。ブランドとは違って、お客様も話すことができるし、趣味や好きなモノで共感することだってできる。

普段からスタッフの方とそういう関係性が作れていればブランドとして何か紹介したいことがあったとき、やらされてる感なんてゼロ。率先して協力してくれるでしょ。

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お客様と関係性を築く5つのポイント」。ニットさんのツィートから写真を拝借

藤村先生の新刊、マンガでわかる!安売りするな!「価値」を売れが、予約だけで重版が決まったというのは、まさにそういうことなんじゃないかな? 影響力のお裾分けをもらった塾生たちがそれぞれの分野で影響力を高め、SNSを使って新刊発売のことを伝える。

自分で告知したら宣伝になりがちだけど、人を通すことで宣伝は「紹介」に変わる。

ブランドとしてどのようにSNSを使えばよいのか?この悩みって今一番多いかもしれない。今回のセミナーに参加して実際に影響力のお裾分けをいただいたことで、何か大きなきっかけを掴んだような気がします。

さぁ面白くなりそうだ!

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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