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コードバンのお手入れ方法&グッズをユニオンワークスで聞いてきた!

コードバンのお手入れ方法&グッズをユニオンワークスで聞いてきた!

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

今日は年末のニューヨーク買い付けツアーで購入したオールデンのお手入れ方法について。先日ユニオンワークスさんから、ソールの補強や磨きが終わって戻ってきたのでご報告です。

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ユニオンワークスとは?

原宿、新宿、銀座などに店を構えるイケてる靴修理店。「世界で一番高額だけど、世界で一番の技術」と、胸を張って言い切れるという凄腕の職人集団がシューズリペアを担当してくれます

 

履いてもいない靴を修理店に出す理由とは?

まず最初に、なぜ履いてもいない靴を修理店に出したのかを説明しなくてはいけないですよね。それには二つ理由があります。

まず一つ目は、僕がコードバンのシューズ初体験だということ。コードバンとは馬のお尻の一部からとれる希少性の高い革で、その独特の光沢感は「キングオブレザー」、「革のダイヤモンド」と呼ばれています。長く使えば使うほど味が増してくる反面、水に濡れるとシミのになったり繊細な一面もあるという。

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これが預ける前のオールデン。う〜んカッコいい(笑)。これでも十分輝きを放ってますよね。

当然、コードバン独特の輝き保ち続けるには相応のお手入れが必要ということで、そのお手入れグッズを手に入れると共に、その方法も知りたかった。

もう一つの理由としては、このオールデンは三足ともレザーソールなのでソールの爪先にスチールプレートを貼って補強をしたかったから。個人的に「紳士たるもの革靴の底はレザーソールたれ」と思っています。でもレザーソールの欠点としては「つま先」の部分がどうしても摩耗しがち。そこでスチールプレートの出番というわけ。

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こちら爪先用のスチールプレート。右側のデザインにしました

トムブラウンのシューズも最初から付いていますが、歩くときのあのカツカツという音がまたテンションを上げてくれる(笑)。ソールも長持ちしてテンションも上げてくれるスチールプレートは、僕にとって必須のパーツなのです。

と、以上のような理由から新品のシューズをユニオンワークスに託すことにしました。と同時にコードバンのお手入れ方法やお手入れに必要なグッズも購入してきたので、自分がいざお手入れする際に読み返せるよう備忘録も兼ねてご紹介していきたいと思います。

 

コードバンにオススメのシューケアグッズとは? 

まず最初の工程は、馬毛の柔らかいブラシでホコリを落とします。これは元々持っていたエムモゥブレィのケアセットに入っていたブラシを使用しようと思います。ヒモをとって全体をブラッシングするそうです。

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これは元々持っていたエムモゥブレィのシューケアセット。速攻で飽きて、ほぼ使ってない状態で放置。やっと出番が来そうです。ニットの毛玉獲りも入ってますね(笑)

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次は、実際に汚れ落とし。ここは定石通りエムモゥブレィのステインリムーバーで問題ないとのこと。ただし注意が一つ。このステインリムーバーは強力なので元々の革の色を落としかねない。ですのであまりゴシゴシしない方が良いということでした。

ステインリムーバーを使わずにクリームで色をのせていくという方法もあるそうですが、汚れが層として残ってしまうので汚れはちゃんと落とした方が良い。でもあまりやり過ぎてもダメ。その見極めが重要とのこと。困ったら磨きに出してくれれば対応しれくれるそうなので、素直に従おうと思います。

 

汚れ落としの後は、コードバンの保湿 & ツヤ出し

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次は保革。クリームを塗り込んでいきます。オススメされたのは、サフィールノワールのコードバンクリーム。コードバン革専用のクリームで保革・栄養効果の高いニートフットオイル(牛脚油)を配合。これを馬毛ブラシで塗り込んでくださいとのこと。

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この際、先程のホコリ落としとは別のブラシが必要になるのでユニオンワークスの馬毛ブラシを購入。

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そして次の工程では艶出し。ここではコロニル1909シュプリーム クリームデラックスの無色をオススメしていただきました。こちらも革に塗り込む際に柔らかめのブラシがオススメということでしたので、同じ馬毛ブラシをもう一つ購入。

この辺がオススメしていただいたお手入れグッズになります。あとお手入する際に使用するシューツリーを一つ。

ちなみに履く前に必要な最初のケアは、ユニオンワークスさんにお願いしちゃいました(笑)。だって自分でやって失敗したくなかったんだもん。一足1,500円くらいでやっていただきました。

次回以降のお手入れは、買ったグッズを使ってトライしていきたいと思います。そして遂に完成したオールデンがこちら!

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美しすぎる光沢を放っております。履くのが惜しい、そんな芸術的な輝き。

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完成したソールの補強がこちら。もはや芸術ですねぇ。

結局、ソール補強・初回の磨き・ケアグッズと、なんだかんだ4万近く使ってしまった……。普通に良い靴一足変えるお値段ですが、一生付き合っていく相棒のメンテナンス費用と思えば安いもんです……よね。

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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