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通販サイトは筋トレと同じ。正しく手間をかければ売上はあがります

2016.04.19:ノウハウ
通販サイトは筋トレと同じ。正しく手間をかければ売上はあがります

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

今日のブログは、南さんのこのツイートからスタートです。

これ超共感です。

実店舗の売上が落ちてきたから、とりあえず通販を初めれば何とかなる。この発想を持つ方がまだまだ多い気がするのですが、全然そんなことありません。通販サイトの構築にはお金もかかるし手間もかかるし在庫も分散する。無計画に出店するなら、しない方がマシだと思います。

そしてものすごく重要なことですが、通販サイトの初期段階では「お金」か「手間」をかける。基本的にはこれしかないと思います。お金は広告。手間はSNSやブログで地道に魅力を伝え続ける。そう捉えてもらうと分かりやすいかなと。

当然、すでに人気のブランドやショップが通販を始めるという場合は別なのですが、新しいブランドが通販を始める、店舗はあるけど売上はそこまで。そういうブランドやショップが通販で売上を上げようとした場合、どうしても初期段階では「お金」か「手間」をかける必要があります。

 

「通販は筋トレ」。手間を正しくかけなければ、売上があがりません

立ち上げ間もない新規の会社からご相談をいただくのですが、正直この段階で僕らができることって、そう多くありません。いや正確には費用対効果が合わないです。

通販サイトを立ち上げるにあたってのコンセプトや、それに沿ったサイト設計など、0~1のときに僕らができることは多いです。いた方が絶対にうまくいきます。そしてイメージとして売上が10とか20くらいになって100目指したい。このフェーズでもお役に立てることは多いです。

でも1~10くらいまでの間って、僕らができることって実はそんなに多くないんです。 いやサイトを見て悪いところを修正するなど、やれることはあるのですが、元々の母数がないのでどうしても僕らに支払う費用と改善効果を比べるとコスト高になってしまう。だって月数十万円の売上のサイトが、月数十万のアドバイス費用を払うっておかしいでしょ。

だからこの段階でご相談が来たときには、まずそれを説明します。

その上で、

1.  来ていただいたお客様に買っていただける・ファンになってもらえるように「正しく」「手間」をかけてください

2.  その上でこの段階では、「お金」をかけて集客することも一つの選択肢としてありますよ

ということは、お話するようにしています。

この段階では僕たちにお金を払うより、一人でも多くの方にかけた「手間」を知ってもらうために「お金」を使う方が効果的。そう思います。でも手間をかけてなければ、お金をかけて集客したところで何も意味ありません。大事なのは手間をかけること。

そしてその手間は不毛な作業を続けることではなく、正しい手間にすること。じゃどういう風に手間をかければいいのか?っていうのは、色々探せば見つかります。僕も公開 しています。同じような悩みを抱える人が集まる こういう場所に参加 するのも一つの手段です。

「通販は筋トレ」。僕はよくこう例えるのですが、正しく手間をかけずに売上があがることはありません。

今、売上が伸び悩んでいる方は、まず正しい手間のかけ方を勉強してください。そしてそれを真似してみてください。そうすることで自分なりの発想や改善点が見つかるハズです。そうしたら試してみてください。その繰り返しです。

それを続けると10くらいになっていると思います。その上で自分一人での限界がいつかくるかもしれません。そうしたら僕たちの出番です。

その途中、サイズが全然合ってないのに「お似合いです〜!」なんて言う販売員のように、なんでも「やれます」といって、(こうする) べき論だけ言い回るコンサルには引っかからないよう、くれぐれもご注意ください(笑)。

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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