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キーワードは「逸脱」! 理想のオフィスを求めて早数年

2016.03.26:体験レポート
キーワードは「逸脱」! 理想のオフィスを求めて早数年

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

お買い物中毒の僕ですが、どうしても欲しくてたまらないのですが、なかなか手に入らないものがございます。それは理想の事務所。

 

ウチの事務所、ちょっとトレンディなんスよ……

現状の事務所は立地もよくて便利なのですが、なぜかWI-FIの繋がりが悪くネットを生業にする僕にとっては致命的。最近じゃ、あまり寄りつかず作業はもっぱら家やカフェが主戦場。そしてカッコ良いオフィスとは言われるのですが、そのカッコ良いが「トレンディ」な方向に向いてるんですね。でもそれって本当はダサいじゃないですか。

これは恐らく学生時代から参考書じゃなく様々なカルチャー本を読み漁り、実際に現場にも足を運び、そして雑誌に入って自分で取材する立場になり色々話を聞いてきた。そんな本物のカッコ良さを持つ人を追い続けてきたからこそ磨き上げれた感覚だと思うのですが、リアルじゃないんですよトレンディって。庶民が無理してるっていうか、薄っぺらいというか (苦笑)。

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とはいえ僕のデスク近辺は、ご覧のありさまでトレンディのかけらもないのですが(笑)

交通の便も良く風呂も寝床もあって便利なんだけど、なんかトレンディで鼻にかかる。だから理想の物件を求めて、色々探し続けているんですけど、これがなかなか出てこないんですよねー。なぜなら探している物件は「普通じゃない」ことが第一条件だから。

普通じゃない=逸脱している。先日のエクスマセミナーでもこの重要性を学びましたが、普通じゃないことを面白がってする。僕は何よりこれを大事にしたい。だって魅力ある人・才能ある人って絶対これをしていたし、アパレルという仕事に関わる以上は絶対に忘れちゃいけない感覚だと思ってます。スマップ中居くんのバラエティの格言「徹底と極端」はアパレルにも通ずると思ってます。

別にアパレル業界じゃなければいいと思うんですよ。事務所だって普通で。でも僕たちはIT側の会社ではなく、アパレル側の会社でありたい。

ZOZOTOWN 躍進の秘訣だって「アパレル業界の通販に詳しい人たち」という見え方があったから有力ブランドが信用して参加することで伸びていった部分もある。それが「IT業界の服好きな人たち」という向こう側の見え方だったら、ブランドの出店は遅れてたんじゃないかな?

無駄が魅力を生む。アパレル業界に身を置く以上はこの感覚を大事にしたいし、実践していきたいと思う。それが魅力となり、色んな人を惹きつけ、やがてビジネスにもつながる。そんな事例を山ほど見てきた僕とって「普通じゃない」という感覚は何より大事。だから事務所にもどこか逸脱した部分を求めてしまう。

 

でもね、なかなかないんですよ!

ホントに普通ばっか。うんざりするくらい普通ばっか。何この国ってくらい普通ばっか(笑)。まぁスケルトンから内装を作り込めば実現できるんでしょうけど、零細企業である僕らにン千万かけて内容する余裕なんてない。

だから時間をかけてじっくりと探していくわけです。大手不動産サイトでは、なかなか個性派物件がないので、個性派物件を揃えるサイトを中心に。

じゃ「どういう風に逸脱していれば引っかかるのか? 」過去に気になった物件や内観した物件をご紹介しますね。

はい、まずこちら。

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 icon-external-link TOKYO WORKSPACE

これ原宿の物件で、前は映画会社が入ってたような。奥に本格的なキッチンとカウンターがありバーにもなる。夜な夜な色んな人がここに集まってきて、ワイワイする中から仕事が生まれる。そんな空間になったらいいよねって思ってたんですけど、ちょっとお値段が会わずに断念した物件。

どうせ僕らは、あんまりいないので展示会に使ってもらっても楽しいだろうなぁなんて思ってました。


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 icon-external-link TOKYO WORKSPACE

もう一つはこちら。麻布の撮影スタジオが付いた物件。ヤバイっしょ!? この下に事務所フロアがあります。こちらは申込みするも、あえなく他に決まってしまいました。

撮影スタジオとしてお金儲けだけに使う人たちより、みんなでウイニング・イレブンしたり、ワールドカップ観たり、展示会に貸したり、たまに撮影に貸したり。絶対オレらの方がクリエイティブ?にスペースを有効活用できたハズなのに無念。

他にもボロボロの撮影スタジオ跡地などもあったのですが、ここも修繕費用が膨大になりそうだったので断念。

ま、こんな感じで撮影や展示会、セミナー等で場所を貸せたり、DJブースかバーカウンターがあって、みんなでお酒飲んだりサッカー観たり。そういう色んな人が集まれる場所にして、そこから何か生まれればいんじゃないかなぁと思っています。

当然、貸すといっても普通でいったら一時間1万円くらいが相場だとしても、友だちだけに「気持ちでいいっす」的なゆるい感じね。

んで理想の空間は、年末にいったニューヨークのラフトレード。

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カッコよいっしょ!? 倉庫っぽい内装にカフェやライブハウスや卓球台まで。本職はCD屋さんなんだけど、もう遊び要素満載。無駄ばっか(笑)。でもそれがたまらなく魅力で人を引き寄せる。さすが聖地 (の支店)。

ま、ここまでは理想ね理想。

でも次に引っ越すときには、どこかしらが逸脱していて、事務所だけど仕事するだけじゃない空間。そうしたいと思ってる。だって会社作るって、そういう好きなことを実現させるためじゃん。

3人の共同経営だから僕の一存では決められない部分もあるんだけど、こういう無駄さが魅力に繋がり人も仕事も呼び込む。アパレルってそういうところだと信じてるし、そういう事例をたくさん見てきた。

ファナティックは IT企業じゃなくアパレル企業。服も通販も分かる会社。だからこそ効率を求めるんじゃなく遊ばなきゃ。ビームス設楽さんだって言ってます。

努力は夢中に勝てない

 

まずは楽しまなきゃ。逸脱して「バカだね〜」って、みんなで言われたいよね。「スゴイですね〜」なんて言われたって、そんなのお世辞で本気で思ってないもん。だからバカなことしましょ。まずは事務所と旅行 (笑)。

お友だちのみんな!

不動産に知り合いがいたら「変わった物件でたら教えて!」って頼んでおいて(笑)。天高あって、振り分けじゃない倉庫とか撮影スタジオとか、そういう秘密基地っぽいのあったら是非教えてください!

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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