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第一線のEC・WEBマーケッターがこぞって口にする「個」と「体験」の重要姓

2016.03.01:ノウハウ
第一線のEC・WEBマーケッターがこぞって口にする「個」と「体験」の重要姓

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

最近、人とお会いする機会が増えてきました。これも発信頻度を増やしたが故の効果なのか、声をかけていただくことが明らかに増えました。さらに嬉しいのは、それが現場の第一線で活躍している方々が多いということ。

そこで語られる内容って誰と話していても、ほぼ同じような結論に行き着く。

それは、これからは「個」の時代になるということ。そしてもう一つが「体験」が重要になるということ。そう、これってエクスマなんですよ。

 

「モノ」を売っていくという発想を突き詰めていくと見えてくる限界

・大手アパレルの通販&プロモーションの責任者
・通販支援事業とコーディネートアプリを提供する会社社長
・大手アパレルで通販を立ち上げ、現在はECコンサルをしている方
・ネットショップ運営&年間100以上のセミナーを開催している方
・日本最大規模のコーディネートアプリの営業責任者
・老舗広告代理店でECコンサルを推進する敏腕マーケッター
・個人のセンスや才能をマッチングさせるサービスの代表
・新しいファッションメディアのスケールに尽力している方
・注目の接客サービスを立ち上げた若手有望株

僕のフェイスブックをご覧いただいている方は分かる人もいると思いますが、先月お会いしたのは上記のような方々。

ファッションITに携わる方であれば、名前を聞いたことがある。そんな一線級の方々ばかり。当然、彼らがみんなエクスマの存在を知っているわけではなく、全員がはっきりと「体験」という単語を使うわけでもありません。

でも言っている内容は「個」と「体験」がキーワードになって、それを結びつけるものが「SNS」、というような内容を話します。

「個」で必ず上がるのは「ショップスタッフ」の方の個性。値下げやクーポンといった手法にアンチを唱え、ECやファッションのウェブサービスを突き詰めていった人は必ずここに行き着く。そう言っても過言ではないくらい、店頭で活躍するスタッフの方の接客や着こなしのような「個性」を出すことが、今後必要になると皆が口を揃えます。

ECでの平均購入率は1%程度。でも店頭で考えた場合、その何倍も購入率はあります。その差を生む要因は素材感や試着以外に「ショップスタッフの方のパーソナルな接客」が大きく寄与していることは間違いないと思います。どんなにパーソナライズしたコンテンツもショップスタッフの方の接客には敵わない。みんなそのことに気づいているのです。

そして「体験」。Tipsを読み漁って、それを実践しようと数字解析をして、あらゆる仮説を立てて、検証のためには最新ソリューションも導入してPDCAを回していく。そうやって「モノ」を売っていくことを突き詰めていくと、どうやらあるところで限界が見えてくるのだと思います。僕もそうでした。

最近お会いする方々は「体験」だったり「価値」だったり「時間」だったり。表現は違えど「モノ」としてスペックをいくら説明しても、どうにもならないということを痛感しており、各々がそれぞれのやり方で「体験」を伝えようとしています。

そしてそれらを提供し、お客様とつながるために有効なツールが「SNS」と「チャット」。SNSはもう主要サービスが決まっていますが、チャットサービスはまだまだ黎明期。ここ最近、店頭スタッフの方とお客様をつなぐチャットツールが増えつつある要因もモノを売る閉塞感を打破するための一手だと感じます。

でも、この考え方はまだまだ事例に乏しくチャットにいたっては、やっとサービスがいくつか始まってきたという段階。

ファッションという( いちおう )最先端なモノを 50年前のマーケティング手法 で販売し続けているアパレル業界。律儀なのは素敵ですが、固定概念に凝り固まって立ちゆかなくなってきていることも事実。

そう悠長なことも言ってられませんが、今僕にできることは発信すること。そして聞く耳を持っていただけるよう目の前の案件1つ1つで実績を残していくこと。

さぁ、頑張りますか!と思っていたら、こんな素敵なお店がオープン。

urbs

バイヤーがセレクトした高感度なアイテムを取り扱うURBAN RESEARCH さんの新サイト。表参道ヒルズ店の在庫と共にスタッフの方の接客をチャットで一元化しています。

さすがにオープン日だけにチャットは混雑模様でしたが、それでも表参道ヒルズ店の方が名前を出して3分くらいでオススメのアイテムのご提案いただきました。素晴らしい!

「私たちが接客します!」とか「僕たちが買い付けました!」みたいなスタッフの方の顔や人となりを垣間見れるコンテンツがあれば、さらに親近感沸いて距離感がもっと近づくような気がします。

この流れ、どんどん来ますよ。

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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