こんにちは野田 (@KURUZE) です。
今回は、多くのサイトが何の疑いも無く行っている取り組みの中に「固定概念」というものが潜んでおり、それが売上アップを阻んでいる可能姓があるという事実をご紹介いたします。
どれも売上アップに繋がる可能姓が高い施策ですので、1度テストをしてみることをオススメいたします。
固定概念1
サイトトップには大きくバナーを表示する
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1stビューは更新頻度命。更新頻度の低いバナーだけでは損をします!
1stビューとは、サイトを訪れた際に1番最初に表示される画面のこと。多くの場合、サイトのトップページだと思いますが、ここがすべて1枚のバナーで埋め尽くされているサイトってよく見かけると思います。
でも下記のようなヒートマップを導入すると一目瞭然なのですが、このトップバナーってどのサイトでも案外クリックされていません。
DURAS OFFICAL WEB STORE
※色が赤に近づくほどタップされた数が多い
理由としては、やはり更新頻度。毎日更新されるのであれば問題ないと思いますが、通常では良くて週1くらい。月1回も全然ありますし、イメージヴィジュアルを半期そのまま置きっ放しというサイトも稀にございます。
1stビューはサイトの一等地。ここを更新頻度の低いコンテンツで埋め尽くしてしまうのは、本当にもったいないことです。ZOZOTOWNでもトップバナーを排除して、すぐ商品を探せる設計です。
ですので1stビューには、必ず更新頻度が高いコンテンツ ( 鉄板はNEWアイテム ) を入れるようにして、来店していただいたお客様に更新感を伝えるように意識してください。
固定概念2
商品写真は白バック。モデルさんは真ん中に配置して、しっかり見せる
↓
ロケ撮影やトリミングを駆使して「魅せる」ことを意識してください!
商品画像は白バックで真ん中にモデルさん、これがスタンダードです。でもそれでは他の多くの商品の中に埋もれて、目にとまる可能姓が下がります。そのような画像は、商品詳細ページで表示すれば十分。
商品一覧ページに表示される1枚目の画像は「魅せる」画像を意識してください。
例えば nano universe さんの商品一覧ページ。ロケ撮はもちろんのこと、スタジオ撮影でも人物を真ん中にするのではなく、左右に寄せたり横を見たり、トリミングで身体をあえてカットしたり。あえて通常とは違う構図にすることで、一覧で表示されると一気に画面に動きが出ます。
nano・universe LIBRARY
また、以前BLOGでご紹介して大反響をいただいた下記の記事も参考になると思いますので、是非ご覧ください。
【 参考記事 】
売れる商品撮影のテクニックを元ファッション誌の編集者が伝授
固定概念3
スタッフコーディネートは、自社の商品で全身コーディネート
↓
今の時代、全身同じブランドなんてナンセンス! お客様が見たいのはリアルな私服コーデ
正直、これはかなり抵抗あるんじゃないでしょうか? でもそれは完全にブランド側の理屈。
今の時代、全身同じブランドで揃える人の方が少なく、むしろダサいと言われてしまうようなご時世。手持ちのアイテムやファストファッションなど、様々なブランドをうまく組み合わせてコーディネートを組むことが当たり前の時代です。
スタッフの方も私服ではハイブランドからファストファッションまで、うまくミックスしてコーディネートを楽しんでいるハズです。それがリアル。
しかしサイトで露出する際には「全身自社ブランドで」というガチガチの制約のもとでコーディネートを組むことになる。そうなるとお客様にも着せられている感が伝わり、魅力を感じてもらえません。
そこで提案です。
スタッフの方の私物を混ぜて投稿してみませんか? 最低1点は自社の商品を使えば他は私物もOKとすれば、お客様とほぼ同じ条件でコーディネートを組むことができます。スニーカーが流行っているのに自社では作ってないから履けないとか、そういう不毛な制約から一気に開放され、本当に旬でリアルなコーディネートをお客様に紹介することができます。
しかもスタッフの方々が、いつも他社のバッグを持って撮影しているということになれば、自社の弱点がはっきりと浮き彫りになります。
実際、全身自社ブランドと私物も混ぜたコーディネートでA/Bテストを繰り返した結果、経由した方の注文単価に変化はほぼ見られなかったのですが、成約率が119%もアップした事例もございますので、1度試してみてはいかがでしょうか?
DURAS OFFICAL WEB STORE
以上、3つの施策をご紹介させていただきました。
どれも多くのサイトで当たり前のように行われている施策ですが、当たり前に行っていることに疑いの目を持つことで目線が変わり仮説が生まれてきます。後はそれを検証するだけ。
是非、視点を変えて定期的に自社のサイトを見つめ直してみてください。
野田 大介
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