どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?
行ってきましたよ!渋谷西武で3月29日(火)〜4月10日(日)まで開催されている写真展ザ・サプールへ。行けてない人もいると思うので、今日はその模様をレポートしますね。
まずサプールとは何か? 会場にあった説明文をそのまま引用させていただきますね。
サプールとは、装い方、生き方、人生の楽しみ方。
中部アフリカに位置するコンゴ共和国は、国民の平均月収が日本円にしてわずか2万5千円。約3割の人が1日130円以下の生活費で暮らす貧困層、というとても厳しい経済状況にある国です。
政治的な情勢もつねに不安定で、選挙のたびにデモや暴動があちこちで起きています。しかし、そこに「世界一ファッショナブルで、世界一見栄っ張りな紳士」と言われる男たちがいます。
「サプール」と呼ばれる彼らは、色鮮やかなスーツに身を包み、葉巻やステッキなどダンディな小物を手に、華麗なステップやポーズを決め、街を練り歩き、その優雅さを競い合います。戦いで争うのではなく、着こなしで勝負する。
それが「サプール」の心意気です。フランス語で「お洒落で優雅な紳士たち」という意味の「Société des ambianceurs et des personnes élégantes」の頭文字をとって「SAPE(サップ)」と名付けられたこのファッション哲学は、フランスの植民地時代にこの地に伝わった西洋の盛装に、彼ら独自の色彩感覚とルールをプラスして、発展していきました。
「サップを楽しむ人」=「サプール」は、人々の憧れの的。スター的な存在で、「サプール」のパフォーマンスは、エンターテイメントです。
僕もオシャレが大好きですし、買い物中毒と言っているくらいなんで、かなり洋服にお金をかける方です。でも彼らには敵わない。だって子供にイヴ・サンローランって名前を付けたり、普段は厳しい生活なのに月収の何倍もするようなスーツや靴を買い揃えたり。でもってそれ着て何するかというと週末街に繰り出してポーズやステップを決める。そんくらい(笑)。
そのためだけに給料の40%とも半分以上とも言われるくらいの額をオシャレに注ぎ込みます。
サプールのコーディネートにはいくつか掟があり、原則「3色以内」。上級者はこれを超えて組み合わせることもあるそうですが、基本は3色以内。
そして「シャツは白」。内戦下にあったコンゴ人にとって平和の象徴である白には強い思い入れがあるといいます。
当然、革靴にもこだわりが強くヘビやワニといった高級皮革は最高の憧れ。写真でもソールにスチールプレートを貼って大事に履いている様子をうかがい知ることができました。
また高額商品は当然ローンで買うそうなのですが、日本と違って商品の受け渡しは支払いが終わった後。それまでは手に入らないので、潰れない店選びが大切と言います(笑)。
ファッションを観に行ったハズが、いつの間にかそのスタイルの虜に
僕は当初、サプールについて「オシャレでキザで見栄っ張りな買い物中毒の師匠」そんなイメージでした。写真展に行ったのもその華やかなファッションを楽しもうと思ったから。
でも色々見ていくうちに全然見方が変わりました。ファッションっていう見た目だけじゃなかったんですよね。サプールとはまさに「装い方、生き方、人生の楽しみ方」なんですよ。つまりスタイル。
だからこんなにカッコ良くて、人を惹きつける力があるんじゃないかと。それは写真と一緒に展示されている彼らのコメントを読んだときにそう感じました。本当に心に響く内容です。
そこでこの写真展風にお気に入りの写真とコメントを入り混ぜて、少しだけこのブログでも紹介しますね。
※ この写真展は撮影もシェアもOKなので、そういう観点でも楽しめますよ!
※ 写真とコメントは順不同です
ワシにとってサップとは朝ごはんのようなもんだ。
わかる?
毎日毎日朝ごはんを取るだろう?
食べないと生きていけない。
サップとはこのようなもんだ。
健全な精神は健全なスタイルに宿るんだぜ。
ダサい格好じゃはじまらない。
神様もそう思ってるに違いない。
まずは白を着こなせるように。
それから色を加えていく。
空手の帯のように
サップでいることによって
人生で失った多くのものを取り戻しました.
スーツをまとっている時間は
天空にいるようで
まるで空を飛んでいるような気分です。
若者たちに言いたい。
ファッションっていいもんだよ。
人生でいちばん大切なことは、
どんな困難にあっても笑顔でいることだね。
かっこいい服装をしてね。
それがサップというものだよ。
どうすか?
オシャレする必要性やオシャレすることで得れる体験を見事に語っていますよね。僕もどさくさに紛れて言っていいですか。
ファッションを仕事にする上でいちばん大切なことは、
どんなにお金がなくても服を買うことだね。
たとえパンの耳をかじってでも。
それがファッションを仕事にする上での最低条件だよ。
って感じス(笑)。サプールみたいに給料の半分は無理でも、もう少しオシャレに興味持った方がいんじゃないかな? 僕たち通販畑の人たちは特に足りてないと思う。
ってことで感化された僕は先週ライダースを買ってばかりだというのに、悩んでいたもう一方のライダースも買っちゃいました!しかもまたアンダーカバー(笑)。
※ この写真展の作品や先程のサプールの豆知識やコメントは こちらの写真集で見ることができます。会場では一足先に販売していたので僕も買いました。
野田 大介
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