こんにちは野田です。
2014年もいよいよ残りわずかとなりました。この時期になりますと「2014年 気になった記事」といったまとめ記事が増えてきますが、その中に1つ気になる記事を発見しました。
【ファッションマーケティング総まとめ #1】
2014年で話題になったブランド・商品のキーワードは、”復刻”×”WEB PR”
この記事では、2014年に話題になったブランドや商品のキーワードとして復刻をあげています。その中でNIKE ACG、adidas スタンスミス、Reebok ポンプフューリー、ユニクロの+JとUU、Boonが紹介されていましたが、確かに今年は上記以外にも気になる復刻がありましたので、いくつかピックアップしました。
10年ぶりにスマホマガジンとして復活した「Hot-Dog PRESS」。当時の読者層となる現在40歳オーバーのオヤジがターゲット。今年は取材もしていただきました。ありがとうございます。
アディダスのMicropacerが生誕30周年ということで、8月に1stカラーが復刻。この記事の1番下にあるシュールなプロモーションムービーが印象的でした(笑)。
9月、ビームス原宿の先行発売でなんとノースウェーブが復刻!モデルはもちろんESPRESSO。いや〜懐かしい(笑)。当時、ものすごく大事に大事に履いていました。
同じ9月には、GRAVISの名作CENTURYとTARMACが復刻。ロゴや付属品といった細部まで当時の雰囲気にこだわりつつも、機能はしっかりアップデート。ミタスニーカーズ国井さんによる、さすがのディレクション。
11月にはTHE POOL 青山にて、マイク・バレリーが着用していたボーンズ・ブリゲードのロゴTシャツが世界初の復刻。ヒロシさんが手がけるTHE POOL 青山だからこそ、コアファンも納得。
ファッション以外でもランクル70やクイズダービー、三ツ矢サイダーやブルガリアヨーグルトのパッケージなど、ジャンル問わず2014年は様々な復刻が話題となりました。
何を復刻するかと同じくらい「復刻の理由」が重要なのでは?
ファンとしては復刻というのはそれだけで嬉しいものですし、それだけで1つのニュースとなります。でも今回ご紹介したような心に響く復刻には、ストーリーが存在しています。
何周年といった記念や、昔も今も知るトレンドセッターがアップデートやセレクトして新たな価値を植え付けるなど、商品が元々持つ魅力にストーリーが加わることで「満を持して」という演出が完了します。
一方で復刻の理由というストーリーが見当たらない場合、どうしても「満を持して」感が薄くジリ貧感を感じてしまいます。新しい層が開拓できずに昔のターゲットに固執しているような……。
そう考えると「何を復刻するか」と同じくらい「なぜ復刻するのか?」という理由が重要。2014年のニュースを眺めながら、そんなことを感じました。
幸い今耳にしている情報だけでも、2015年もワクワクするような復刻が期待できそう。昔からのファンはもちろん、当時ファンだった方や新たな年代の方にクラシックが持つ魅力を体験してもらうことで、新たにファンになってもらう。そんな心躍る復刻に2015年も出会えることを期待したいと思います。
改めましてブログスタートから3ヶ月半、お付き合いいただき本当にありがとうございました! 心から御礼申し上げます。
【ファッションが分かる通販屋さん】を目指して、通販とファッションの架け橋となるような情報を2015年も発信していきたいと思います。
来年もよろしくお願い申し上げます。良いお年を!
野田 大介
最新記事 by 野田 大介 (全て見る)
- 動画接客ツール「ザッピング」開発秘話 - 2021年3月23日
- ポイントはミスマッチの解消!失敗しない通販・ECリニューアルの進め方 - 2020年1月29日
- 机1つの極小スペースから展示会をハックせよ! - 2020年1月29日
- キーワードは共通点!ZARAもユニクロも味方に付けて自社の売上をアップする方法 - 2019年4月2日
- 実店舗での会員登録率が4倍アップ!その全手法を大公開! - 2019年1月21日