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EC・通販サイトの売上アップの秘訣は「任せる」こと

2016.03.30:ノウハウ
EC・通販サイトの売上アップの秘訣は「任せる」こと

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

 

任せてしまえばスピードも専門性も上がる!

実店舗とECの運営をしているブランドの社長や管理職の方とお話していると「どうやったら通販の売上があがりますか?」という質問を受けることがあります。

その際、真っ先に思い浮かぶ答えは「任せてあげてください」ということ。

各ブランドでウェブ通販がまともに機能し始めたのって、ここ10年くらいのお話。ですので、どこも経験豊富な人材に乏しいというのが実情。希少なだけに実績のある担当者を採用することも簡単なことじゃない。

おそらく会社内において現状通販を担当している担当者、もしくはその直属の上司、その辺が社内で一番ウェブ通販に詳しいというケースがほとんどだと思います。

ということは誰が一番現状を正しく把握していて、その先やらねばいけないことを理解しているか、ということです。

TVや雑誌が力を持ち、モノを作って宣伝すれば売れていた時代。それがモノも店も供給過多になり、SNSの普及で宣伝が通用しなくなった今、これまで実店舗で培ってきた過去の成功体験が邪魔になるケースが多々あります。

それを押し付けて縛るよりも、分からないのであれば分からないで割り切って任せてしまう。これが通販の売上を伸ばす上での最良のマネジメントだと思います。

もし決裁権を持つ人と通販の責任者が直接やりとりできる体制でないのであれば、そこはすぐに改めた方が良い。そして決裁権を持つ人がウェブや通販の知見がないのであれば、いっそのこと任せてしまう。その方がスピードも上がるし専門性も高まる。何より正しい投資判断をおこなうことができると思います。

 

店舗内装に何千万は投資しても、通販への投資は100万でも渋る

通販担当者あるあるだと思いますが、これが実情。販売チャネルの中で唯一伸びていて、一番利益が出るのが通販だとしてもです。

もうその時点で正しい投資判断ができていない。徐々に徐々にという段階にあり、まだまだ実店舗が優先というのは理解しています。それでも通販で一定の規模を超えた売上を目指そうとすると、どうしてもシステムや連携の開発など投資は必要になります。

それを通販だからと後回しにしていると間違いなく流れに乗り遅れますし、その流れを一番把握しているのは現場の通販担当の方。

社長!どうです? 任せてみませんか?

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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