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お客様との関係性を高める instagram 事例

2015.12.20:ノウハウ, 事例紹介
お客様との関係性を高める instagram 事例

こんにちは。買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。

今日は、とある事例で行ったSNS活用術の中から、評判も良くお客様にも喜んでもらえたインスタグラムの事例をご紹介します。

 

「たった一人」に向けて発信することで伝わる力がアップ!

新作入荷やイベント開催など、通常SNSアカウントで発信する内容はフォロワー全員に向けたメッセージが大半だと思います。でもそれだけではただの宣伝になってしまうし、これだけ情報が多い時代だと、なにも「伝わらない」というのが実態。

例えば、プレゼントをするときを思い浮かべてください。良く知ってる彼氏にならピンポイントで好きなものをプレゼントできると思います。でもよく知らない人には、ネクタイとかお酒とか誰にでも合いそうな無難なものを選ぶと思います。

このように誰かよく分からない大勢に発信すると、内容が薄まるので伝える力が落ちます。ですので時にはたった一人を意識して、その人にとって役立つ情報を発信してみると良いと思います。

実際に行った事例はこうです。

店舗スタッフの方が抱える顧客の中には、Instagram とか Facebook で繋がっている顧客様がいます。その顧客様が来店して何か購入していただいた後に、買ったものと同じものを使ってコーディネートを組み、タグ付けしてそのスタッフの方にインスタグラムで投稿していただきました。

接客中にどんなアイテムと合わせたいか聞いてもらっていたので、コーディネートはそのアイテムに合わせて組みます。例えばデニムと合わせたいと話していたら、私物でも良い ( =むしろ私物の方が宣伝色がなくて良い) ので、デニムと合わせてコーディネートを組んでみる。

コメントには「オススメのデニムコーデを組んでみました! シンプルなシャツ ( =購入していただいたアイテム ) なので、あえてダメージデニムを合わせてカッチリしずぎずラフな印象に仕上げています。シャツの裾はイン、パンツの裾はロールアップするとバランスが良く見えます。アカウント名さん、良かったら参考にしてくださいね〜!」というような内容で投稿しました。

※ 「本日お買い上げいただいた商品でコーディネートを組んでみました!」と具体的に書いてしまうと、個人の行動が特定されてしまい都合が悪い人がいるかもしれない。ですので「良かったら参考に」という具合にご指名の理由だけは、あえてフワッとした内容にしていただきました


instagram2
実際の画像をご紹介することができないので、変わりに僕の場合ならこうかなというイメージです。すいません (笑)

自分のためにコーディネートを組んで、タグ付けまでしてメッセージを届けてくれる。みんなの前で自分だけに向けたアフターフォローに対して、その顧客様はコメントをしてくれますし文面からも喜んでいただけていることが伝わります。

でもね、不思議とその投稿を見ている周りの人の反応も良いのです。直近の投稿の平均値と比較しても、このケースの投稿は1.2倍近い数のいいね数やコメントといった反応が得られた。

恐らく、その顧客様が羨ましいのではなく、SNSは双方向が特徴なので「これ発売してます!」とか「私ってカワイイでしょ!? 」的な「私・私」だけの投稿に胃もたれしている人も多いのかなって思いました。

だって現実でもそうでしょ? 自分のことしか話さない人って嫌じゃないですか?

「SNSは無料で使える手紙」という奥ちゃんの言葉、そして「SNSは誰か1人をイメージして投稿する」というハッピーさんの教えが、本当にその通りだなと痛感した学び多い事例でした。

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野田 大介

野田 大介

株式会社ファナティック代表取締役
月刊誌Ollie magazineの編集者からキャリアをスタート。その後は、フリーライターとしてhoneyee.comやLightningなどでの執筆、複数のアパレル企業で商品企画、生産管理、店舗/卸営業、通販業務を歴任。現場の最前線で培った通販の運用実積に加え、メディア業界で培ったコンテンツ・マネージメント力、そして長年のアパレル経験と、アパレル通販を運営する上で必要な知識と現場経験の両面を網羅。趣味、というか生きがいは「買い物」

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